ヒグマ

2014年のヒグマに関する主なニュース

<12月>

札幌のクマ出没、15%減の89件 餌のドングリ豊作/ごみ始末徹底が「浸透」
札幌市内で2014年度、市民に目撃されたり、
足跡やふんなどの痕跡が発見されたりしたクマの出没件数が減っている。
昨年4〜12月(26日現在)の計89件は、13年度の105件から15%減となり、
過去10年間で最多だった2011年度の257件に比べ65%少ない。
餌となる山のドングリが豊作だったことに加え、同市などはごみの始末の徹底を市民に呼びかける啓発活動などが
効果を上げたとみる一方、クマは市街地から離れたわけではなく、引き続き警戒は必要だとしている。

市みどりの推進課によると、月別で最も多かったのは昨年6月の26件。
札幌市西区の五天山公園でクマの足跡が確認され、閉園するなどした。
一方、冬眠に備えたクマが餌を求めて行動範囲を広げることが多い9、
10月は出没件数が増える傾向にあるが、昨年は両月で計10件。
13年の計51件、12年の計42件、11年の127件より大幅に少なかった。

減少の要因として同課が挙げるのが、市民への啓発活動だ。
クマを寄せ付けないために、ごみの始末を徹底するようホームページなどで呼びかけ、
出没件数の多い地域の小学校ではクマに遭遇した場合の対処法などを指導している。
同課は「クマに対する警戒や対策が市民に浸透している。
住宅街への出没も、今年はほとんどなかった」と話す。

果樹園や畑への電気柵の設置も進んでおり、市は12年度から設置費用の8割を助成。
助成制度を利用し柵を設置した農家は12年度以降、南区や西区を中心に43軒に上る。
市農業支援センターは「トウモロコシやリンゴが被害に遭った農家でも、
電気柵を設置して被害がなくなるなど効果はある」と話す。

ただ、出没件数が減っても、クマがいなくなったわけではなく、引き続き警戒は必要だ。
クマが潜む雑草をなくす取り組みとして、南区石山地区の豊平川河畔林で昨年8月、
地元住民と一緒に雑草刈りを行った市民団体「浦幌ヒグマ調査会」(事務局・十勝管内浦幌町)の事務局長で、
酪農学園大の佐藤喜和教授(野生動物生態学)は
「今年は山のドングリなど餌が豊富で、クマが人里に降りてくることが少なかったと分析できる。
今年1年の出没件数が減ったからといって、クマが市街地の近くに住んでいる状況に変わりはない」と指摘。

「冬眠中のクマが市街地に出没することは考えにくいが、春以降、また出没する可能性はある。
クマは近くにいると常に意識し、クマと共に暮らすための注意を忘れないでほしい」と提言する。


札幌のクマ出没


ヒグマへの餌禁止、来月20日指定 北海道が取り締まり強化
道は24日、道内のヒグマに餌を与える行為を、来年1月20日から
「指定餌付け行為(指定行為)」にすると発表した。
指定行為になると、餌付けをした人に対し、道職員がやめるよう勧告したり、
勧告に従わない場合には氏名を公表できる。
道生物多様性保全条例に基づく措置。対象となるのは、餌を直接与えるほか、餌をまいたり放置したりする行為。
ヒグマをめぐっては、知床で観光客らによる餌付けが悪質だとして問題になっていた。


<11月>

北海道)知床のドングリ大豊作、ヒグマも栄養蓄え冬眠へ
この秋、知床の世界自然遺産地域内のドングリは、北海道森林管理局知床森林生態系保全センターが
調査を開始した1989年以降、記録的な大豊作だったことがわかった。
今年はカラフトマスの遡上(そじょう)が少なかったが、
ドングリの豊作でヒグマはたっぷり栄養を蓄えて冬を迎えることになりそうだ。

同センターは、知床を代表する広葉樹ミズナラの生育状況を把握するため、
遺産地域の斜里町側でドングリの結実調査を続けている。
調査地はカムイワッカ湯の滝方面のイタシュベツ地区と、羅臼岳登山口に近い岩尾別地区の2カ所。
調査木はイタシュベツ地区10本、岩尾別地区15本(89年は10本)の計25本。
調査木1本につき1メートル四方の枠に網を張ったシードトラップを3台設置し、
毎年9〜10月に落ちてくるドングリの数と重さを調べている。

昨秋は調査木1本あたりの回収量が620個と凶作だった。
だが、今年は1万5356個と一変し、これまで最高だった2009年の1万686個を大幅に上回った。
年平均3510個の約4・4倍で、実の重さも平均2・1グラムとほぼ平年並みの実入りとなった。
同センターの和田哲哉専門官は今年の大豊作について「豊凶を繰り返す要因は諸説あるが、
ここ数年豊作と言えない状況が続き、その間に木が一定量の養分をためたことが要因かもしれない」と話す。
おかげでドングリを食べる動物たちにとっては、ありがたい実りの秋になったようだ。

知床半島のヒグマ対策を担う知床財団によると、
今年のヒグマの目撃件数は斜里町側で778件(11月10日現在)、
羅臼町側で107件(同11日現在)で、ほぼ平年並みだった。
今年は夏から秋にかけてカラフトマスの遡上が少なく、
栄養価の高い食べ物を求めて人里への出没が心配されていたが、
ドングリのほかヤマブドウやコクワも豊作だったという。
同財団は、ヒグマは森の中で十分に栄養を蓄えることができたのではないかとみている。

知床のドングリ大豊作


情熱大陸:北海道の山奥でヒグマを追い続ける孤高の猟師・久保俊治に密着
北海道・知床半島の根元にある標津町に、たった1人でヒグマ猟をする男がいる。
67歳のベテラン猟師、久保俊治がドキュメンタリー番組「情熱大陸」に登場する。

時には人を襲うほど凶暴なヒグマの猟は、通常7?8人で行うものとされる。
しかし久保は「人間も地球上の動物である以上、対等の関係でいたいから」という理由で、
40年以上、熊と1対1で向き合うやり方にこだわり続けている。
「最強のヒグマを相手にするほど胸が踊ることはない」と語る彼は、
多い時には月に8頭、これまで70頭以上のヒグマを仕留めてきた。

番組では、そんな久保の狩猟現場に同行取材。危険と隣り合わせの中、折れた枝、どんぐりの食べかす、
足跡…小さな痕跡からヒグマの手がかりを探す姿に密着。
そして、孤高の猟師が獲物に遭遇する瞬間をカメラがとらえる…。
北海道の山奥でひとり、ヒグマを追い続ける男の壮絶な人生を見つめる。

久保俊治


<10月>

ヒグマ、知床の浜から姿消す 海に異変、えさのマス激減
世界自然遺産の北海道・知床で今秋、名物のサケやマスを追い回すヒグマの姿が激減している。
例年なら8月ごろに遡上(そじょう)を始めるカラフトマスが極めて少ないのだ。
その一方で山の木の実は豊作。多くのクマは苦労してマスを捕るよりも、山の実りに魅せられたとみられる。
ただ、マスへの依存が高いとされる知床半島先端付近では、痩せたクマも目撃される。

カラフトマスは、ユネスコの世界遺産委員会が高く評価した、
知床の「海と陸との生態系の連鎖」を象徴する魚。
知床半島の河川に遡上するサケ科の中心的存在だ。
全長45〜60センチで、道内の河川には7〜10月ごろに遡上する。

北海道連合海区漁業調整委員会のまとめでは、今年のカラフトマスの北海道沿岸の漁獲数は、
昨年の半分以下の134万7千匹。過去20年で最少で、ピーク時の1996年の約8%だった。
継続的に孵化(ふか)放流事業が行われているが、沿岸漁獲数は急速な減少傾向にある。

ヒグマ、知床の浜から姿消す


千歳市内の山林でヒグマと遭遇 格闘の男性重傷
11日午後0時すぎ、千歳市藤の沢の国有林でキノコ採りをしていた千歳市の男性会社員がヒグマに襲われた。
男性は右腕をかまれて左頭部を引っかかれ、右足首を骨折する重傷。
ドクターヘリで札幌市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。

千歳署によると、現場は千歳市文京5の住宅街から4キロ離れた国有林内。
男性は、同日朝から犬を伴い単身で入林していた。
突然ヒグマが現れ、大声で威嚇すると襲い掛かってきたという。
格闘になり、ヒグマが離れた隙に逃げて携帯電話で110番通報した。

現場は苫小牧市との境界付近。
男性は車を止めた場所から約150メートル離れた雑木林でヒグマと遭遇した。
道警ヘリと防災ヘリが出動して空と陸から捜索し、通報から約1時間40分後に男性を発見した。

千歳市はクマ防除隊を出動させたがヒグマは発見できなかった。
千歳署と千歳市は、泉沢向陽台地区をパトロールするとともに住民にチラシを配布。
市は、国有林の入り口に「ヒグマ出没」の注意看板を設置し、ホームページで注意喚起している。


ロシア 銃に撃たれたヒグマが猟師の車を壊して報復−新華網
香港メディアが伝えたところによると、ロシアのシベリアに住む猟師が2人の友人と森の中で猟をしていた時に、
1頭のヒグマを射撃したが、足を負傷したヒグマに逃げられてしまった。
しかし、翌日、車を止めておいたところに戻ってみたら猟師の車は壊されていた。
ヒグマが報復のために車を壊したと見られる。

猟師の車は壊されひどい状態になっていた。
フロントガラスは全部壊され、車体は泥だらけで、車内の物があちこちに散らばっていた。
現場に残された跡から見てヒグマが車体に打撃を与え、前照灯、フロントガラス、座席を壊していった。
近くにはヒグマの爪と足跡が残っていた。

不思議なのは、猟師の友人の車は少しも壊されていない。
ヒグマは匂いから猟師の車を壊したのではないかと見られる。
驚いた猟師は動物の報復による被害が保険の弁償範囲に属するかどうかわからず悩んでいる。


神威岳を「ひぐまの森」に 札幌市など協定 ミズナラを4年かけ植樹
札幌市南区の神威岳に、ヒグマの好物のドングリを増やそうという「ひぐまの森」づくりをめぐり、
アイヌ民族の団体「アイヌアカデミーひぐま」、札幌市、石狩森林管理署の3者が25日、
市内中央区の同管理署で協定を結んだ。
協働して、今後4年間にドングリの実をつけるミズナラの苗木計千本を植える。
ヒグマの餌の確保を目指す森づくりの協定は初めて。

森づくりは、ヒグマが住宅地に下りてくるようになったのは
「山中で餌のドングリが減っているためではないか」とみて、
アイヌアカデミーひぐまが2012年から植樹に取り組んだことが始まり。

澤井アク代表によると、アイヌ民族はヒグマを「カムイ」(神)と呼んで大切に扱ってきた。
神威岳はアイヌ語で「カムイ・ヌプリ」=神の住む山を意味し、この植樹活動にふさわしい場所だとして、
札幌市と石狩森林管理署に協力を求めていた。

協定は25日から18年3月末まで、約3年半の期間。
石狩森林管理署が国有林内に0・83ヘクタールの土地、札幌市は苗木をそれぞれ提供し、
アイヌアカデミーひぐまがボランティアを募って、毎年250本ずつ植えていく。
対象地は04年の台風で倒木被害が大きかった場所という。

管理署の野口浩司署長は「森を豊かにしていくという点でも、意義深い取り組みだ。
今協定の期間が終わっても、3者で相談して更新することになるだろう」と話している。
今年の植樹は10月5日の予定。アイヌアカデミーひぐまはボランティアを募集している。


今年も相次ぐクマの出没 変わりつつある人間社会とクマの習性
長野県などで最近、クマの人里への出没が目立ち、
11月ごろにかけて各地で捕獲などの騒ぎが相次ぎそうです。
長野県大町市では5月以降140余件ものクマの目撃情報があり、3日までに5人が負傷しました。
クマの餌となる山の木の実などの不足や、中山間地の過疎化、
農業衰退など人間社会の変化も反映しているとの指摘もあり、背景は複雑です。

北アルプス山麓に位置する大町市で9月20日、自宅庭先にいた中年の男性が、
28日には同県朝日村と山ノ内町の山林、河川などで、
10月3日には長野県小川村の山林でそれぞれ男性が襲われ、けがをしました。
大町市は2010年の熊の大量出没以来4年ぶりに「クマ出没警戒警報」を出し、
警察、地元猟友会と連絡を取りながら警戒を呼びかけています。
同市内では9月だけで107件もの熊の目撃情報があり、
同市消防防災課は「餌となる山のドングリなどの不作も影響しているのではないか」と話しています。

長野県では2012年10月に県庁所在地・長野市のJR長野駅の在来線ホーム付近に
クマが現れて大騒ぎになったこともあります。

環境省によると長野県のクマ類による人身被害は大量出没があった2010年に14件14人、2012年に7件7人。
今年は8月までに5件5人です。
クマの捕獲(捕殺を含む)件数は2010年に430頭、2012年は448頭に上りました。
昨年は138頭に落ち着きましたが、今年は7月までに147頭を数え、再び増加傾向です。

野生生物の保護などに取り組んでいるWWFジャパンのまとめによると、野生鳥獣による農作物被害額は、
農林水産省の統計で1999年度から200億円前後で推移し、クマによる被害額は全体の2%程度です。
クマの場合に問題になるのは人身被害があることで、環境省の統計によると2002年以降、
ヒグマとツキノワグマによる全国の人身被害は年間40〜80人の年が多いものの、2006年には145人、
大量出没した2010年には150人に上りました。
WWFジャパンは、クマが安定して生息する東北、甲信越、北陸地方で事故が多いとしています。


<9月>

登別クマ牧場で来月30日までドングリ割引スタート
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)は27日から、ドングリ割引を開始した。
入園者が持参したドングリの重さに応じて入園料を割り引く秋の恒例企画で、毎年「クマたちも大喜び」という。

クマに旬の味を振る舞い、入園者も得するというお得イベント。
従来は飼育員がクマのために拾い集めていたが、利用者にも楽しんでもらおうと始め、5年目になる。

毎年、拾い集めたドングリを持参する入園者もいる一方で、
遠方の牧場ファンから郵送でクマにプレゼントされる例も多い。
毎年のように1トン前後のドングリが寄付されているという。

大人の場合、重さに応じ100円(100〜299グラム)、300円(300〜499グラム)、
500円+クマのおやつ(500グラム以上)の割引や特典を実施する。
子どもはこの半額となる。

ドングリはヒグマの大好物で、小さなドングリ1個ずつを大きな手の甲に載せて、おいしそうに食べるという。
牧場スタッフは「ぜひ制度を利用して、牧場を楽しんでください」と話している。
11月30日まで。

登別クマ牧場


熊被害 最悪ペース 東北で多発 10月にかけ警戒を
熊による人的被害が例年に比べて大幅に増えている。
餌となるブナなどの実が不足し、人里に下りてくるのが理由。
各地で目撃件数が増加傾向にあり、特に東北地方での被害が目立つ。
狩猟者が有害捕獲した熊の頭数は増えているにもかかわらず、被害件数が減る気配はない。
熊の活動が本格化する10月にかけて警戒が必要だ。
環境省によると、2014年度の人身事故の発生件数は7月末時点で35件。
ここ7年間で最も多かった10年度(年間145件)の同時期の件数が36件であり、
「発生ペースからみると当時に近づく勢い」(野生生物課)との見方を示す。

特に岩手県は11件と全体の3割を占めた。
ブナの結実がほとんど見込まれないことから、
同県は3月から「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発令した。

同省の統計は7月末時点だが、目撃情報や被害件数は8月以降も各地で増えている。
「目撃が非常に多く、活動が活発になる秋にかけてかなり心配している」(広島県)、
「昨年の倍以上の目撃、痕跡情報が寄せられている。8月から出没が目立っている」(富山県)など
全国で警戒を強める。

一方、有害捕獲頭数は10年度を上回るペースで推移。
7月末の時点で1086頭と、10年度の同時期の1.6倍を上回っている。
捕獲頭数が増えながらも、人身事故の発生ペースが変わらない状況を踏まえ、
同省は「統計でみる限り、ここ数年でも被害が多い」(同課)と警告する。

・ブナの実不作 狙われる農作物 農家が危ない
各地で相次ぐ熊の出没で、けがを負う人が続出している。
今年は熊の餌となるブナの実が全国的に少なく、人里に下りてくる可能性は高い。
ブナの代替として目を付けるのが農作物。
冬眠前の熊が活発に活動する秋に入り、農家はますます警戒が必要だ。
熊の被害に遭った農家、専門家に課題と対策を聞いた。

岩手県紫波町の米農家、高橋久雄さん(75)は、
早朝自宅の敷地内で作業していたところを子連れの熊に襲撃された。
玄関前を掃除していた妻の千代子さん(74)がいち早く気付き、
久雄さんに声を掛けたことで熊が逃げた。
久雄さんは胸を爪で引っかかれただけの軽傷で済んだ。
「普段から十分に警戒していたにもかかわらず、事故が起きてしまった」と苦い経験を振り返る。
「熊の接近に全く気付かなかった。熊に気付かないまま襲われ、
重傷を負ってしまうケースが多いのは分かる」と久雄さん。
熊による被害が後を絶たない実態を物語る。

今年度、熊は近年にない高い頻度で出没している。
東北森林 管理局がまとめた餌となるブナの結実予測によると
岩手、秋田、山形の3県では「皆無」の状態。
青森、宮城の両県は一部の木に結実がみられるものの「凶作」を見込む。
森林総合研究所の大井徹野生動物研究領域長は「山で餌が不足すると熊は通常の5倍ほど行動範囲を広げる。
人里で遭遇する確率はそれだけ高まる」と警鐘を鳴らす。

熊による人身被害は1980年代、年間10人程度だったが、90年代に入ると年間74人まで急増した。
大井領域長は「農作物などの食べ物を圃場(ほじょう)に放置し、
熊を呼び寄せてしまったのではないか」とみる。被害の拡大を防ぐために
(1)生ごみの放置禁止(2)住宅近くの柿や栗の早めの収穫――の徹底などを助言する。
久雄さんのように、熊の接近に気付かずにけがを負うケースもあることから
「周囲を見渡せるよう、小まめに草刈りをしてほしい」と指摘する。

自治体も対応に乗り出した。
熊の目撃、痕跡情報を地図に落とし込み、注意を呼び掛ける。
福島県警福島署も9月、「熊っぷ!」を作成。
4月から今月24日までの間、53件の熊目撃情報が寄せられ、鶏が襲われる被害も発生した。
同署は「熊の多発地帯がひと目で分かる地図を参考に警戒を強めてほしい」(地域課)と促す。

北海道旭川市もヒグマの出没や対策をまとめた地図「クマップ」を発行、支所や公民館などに配布。
富山県も「クマップ」をインターネットで公開、
24日現在で202件と13年(159件)を上回る情報が寄せられている。
同県は「ドングリが不作で熊の出没が多発しており、広報活動を強化している」(自然保護課)と対応に追われる。

熊に遭遇してしまったらどうすればよいのか。
ツキノワグマの生態を研究する日本ツキノワグマ研究所の米田一彦理事長は
「熊による食害を見つけたら、いつ遭遇してもおかしくない」と指摘。
「まず体を大きく見せることが有効。例えばくわやスコップをゆっくりと振り回すのも手だ」と紹介する。

ヒグマ事故


北海道)ヒグマ撮影、危ない! 知床で今秋から規制
知床半島・斜里町の岩尾別川では、秋になると遡上するサケなどを狙ってヒグマが出没する。
その写真を撮ろうと、川沿いの町道岩尾別温泉道路には大勢のアマチュア写真家が集まる。

クマに近づきすぎて事故の危険があるほか、無秩序な駐車で交通に支障も出るため、
環境省など関係機関は今秋から撮影場所を限定するなどの規制を始めた。

撮影場所は3カ所に限り、約1キロの区間は駐車禁止。
ともにロープを張って明示している。2カ月程度継続する。
サケの遡上が活発になり次第、監視員も巡回し、
訪れる人々にはルール順守を呼びかけるリーフレットを配るという。

ヒグマ撮影、危ない! 知床で今秋から規制


ヒグマ、食欲の秋 カラフトマス狙う 知床
【斜里】秋の気配が深まる知床半島の海岸沿いに、
産卵のため川を上るカラフトマスを狙って、ヒグマが姿を見せている。
オホーツク管内斜里町のウトロ港を発着するクルーズ船から連日のように観察でき、観光客を喜ばせている。

「バシャッ、バシャバシャ」。激しく水しぶきをあげながらマスを追い込み、
両前足と口を器用に使って捕獲するヒグマ。
狙いをつけた獲物に向かって走る姿は迫力満点だ。
すぐそばでは、生後半年ほどの子グマも見習うように必死に追い回すが、捕らえきれずに逃がしてしまう。

ヒグマ、食欲の秋 カラフトマス狙う 知床


秋のクマ出没、極端に増えないと予想 北海道内、ドングリなど豊作で
道は22日、ヒグマが10〜12月に人里に出没する頻度について
「例年より極端に増える恐れは高くない」との予想を発表した。
主食となるミズナラの実(ドングリ)などが全道的に「平年並み」や「豊作」傾向となっているため。

秋のヒグマの市街地や農地への出没は、その時期の主要な食物の状況と関係があるとされ、
道は2005年度から毎年調査を実施している。

道内の林業試験場や大学付属演習林などに聞き取りを行い、
ミズナラ、ブナ、ヤマブドウ、サルナシ(コクワ)の4種類で「実なり」状況を調べている。
ミズナラの実が凶作だった11年は秋の目撃件数が例年より増加した。
今回の調査では、ミズナラが石狩、胆振地方の一部と知床半島で凶作、
道北や道東の一部で不作となったものの、道内の多くの地点では並作や豊作となった。
渡島半島はブナとサルナシが凶作だが、餌全体が極端に不足することはないと判断した。
ヤマブドウは凶作となった地点はなかった。


3頭の子グマを背負って川を渡る親ヒグマ
英紙「デイリー・メール」の8日付報道によると、
観光客ジョン・ランゲランドさんがアラスカ州南部のカトマイ国立公園の川辺で釣りをしようとしていた時に、
面白い情景を目にした。
1頭の親ヒグマが3頭の子グマを背負って川を渡っていたのだ。
ジョン・ランゲランドさんは「面白い場面に遭遇したので写真を撮った」と言った。

河を渡る親グマとその背中に乗る3匹の子グマ


のぼりべつクマ牧場でハンティングプールを設置
のぼりべつクマ牧場は牧場内に、子グマがニジマスを捕らえる様子を観察できる専用水槽
「ハンティングプール」を設置した。
13日からハンティングする様子の一般公開を始めた。
10月13日までの土、日曜、祝日に楽しむことができる。
昨年までは子グマ牧場内の水路にニジマスを放流し、狩猟本能を見せる同事業を展開してきたが、
クマが下を向いて魚を捕らえるため、決定的場面が見にくい―という課題を残していた。
専用水槽は高さ1メートル、横4メートル、奥行き1メートルで、水深30センチ。
14日にも体長20センチほどのニジマス10匹が放たれ、
今年2月に生まれたソチとユヅルが素早い魚を見事に捕らえると、見学者から歓声が上がっていた。
東京から遊びに来ていた会社員、山田敦史さん(39)は「ヒグマが狩りをする様子を初めて間近で見ました。
生態がよく分かる工夫した見せ方ですね」と感心していた。
見学時間は毎回午前11時45分から。

のぼりべつクマ牧場のプール


<8月>

北大、知床のヒグマの栄養源に占めるサケの貢献度はわずか5%であることを明らかに
北海道大学の森本淳子准教授らによる研究グループは、
知床のヒグマの栄養源に占めるサケの貢献度は5%と、
北アメリカなどのヒグマと比べると極めて少ないことを明らかにした。

サケは河川で生まれてから海へと下り、
海洋で栄養を蓄えながら成長して産卵時に再び河川へ戻るというユニークな生態を持っている。
サケが運ぶ窒素やリンといった海由来の元素は、
河畔の動植物やヒグマのような陸域の動物にとって貴重な栄養源となる。
中でもヒグマはサケを多量に利用するため、海由来の栄養源を陸域へと持ち上げる運搬者としての役割を果たす。
一方、これまでの研究から、現在はサケがヒグマの主要な食物資源になっていない可能性が示唆されていた。

今回の研究では、知床半島内で捕獲されたヒグマの大腿骨191試料を用いて、
炭素と窒素の安定同位体比を測定した。
その結果、ヒグマ全体のサケの利用割合はわずか5%であることが分かった。
また、子育てをする年齢のメス及びその子供のヒグマは、サケの利用が相対的に低下することや、
開発がほとんど行われていない世界遺産地域では、サケの利用割合は2倍以上になることも明らかになった。

世界遺産地域でサケの利用割合が高いことは、
ヒグマによるサケの利用が人為的な活動によって制限された可能性を示唆している。
ヒグマによるサケの捕食を制限する要因としては、沿岸部でのサケ親魚の捕獲、
サケの上流への遡上を阻害するような河川工作物の設置、沿岸部での土地開発などが想定されるという。

研究グループによると、知床半島では、サケからヒグマへというユニークな栄養源の流れを修復するために
ダムの切り下げのような対策が始まっている。
今後は、こうした対策による効果の検証や、
サケ利用の減少をより明確に調査するための研究が必要だと考えているという。




ヒグマ:北海道・上士幌の国道に ドライバーが撮影
北海道上士幌町の国道273号で11日、国道に現れたヒグマを通りかかったドライバーが写真撮影した。

撮影したのは神奈川県大和市の会社員、木村真二さん(49)。
稚内市に帰省する途中、上士幌町から三国峠に向かう国道の路肩で、
何かを食べているような仕草のヒグマを見つけた。
約30メートルの距離で車内から撮影したが、前の車が鳴らしたクラクションに驚き、道路を横断して逃げたという。

木村さんは高校まで道内で過ごしたが、野生のクマを間近で見るのは初めて。
「思ったより機敏で素早い動きだった。クラクションを鳴らした車にほえかかっていた」といい、
「道路で見るとは思わなかった。遠回りして帰省したかいがあった」と話していた。

上士幌町によると、この地域はクマの目撃情報が多く、今年は特に週1回程度は通報があるという。
町の担当者は「あまり刺激せず、クマが逃げるのを待って最寄りの警察か役場に連絡してほしい」と
注意を呼びかけている。


ヒグマに襲われたロシアの漁師、ジャスティン・ビーバーの着メロで救われる
ロシアの漁師がヒグマに襲われたところ、
ジャスティン・ビーバーの着メロのおかげで危うく一命を取りとめたという。

この漁師、イゴール・ヴォロズビツインはロシア北部の陸で漁場を探していたところ、
ヒグマに襲われて顔や首、胸に切り傷や打撲を負うことになったという。
しかし、着メロがこの時鳴っていなかったら、被害はもっと深刻になっていたはずだという。

ヴォロズビツインが襲撃を受けている最中、ジャスティンの"ベイビー"の着メロが突然鳴り出したため、
驚いたヒグマは怖がって森へと走り去って行き、ヴォロズビツインは通りがかった人たちに救助されたという。

「車を駐車して、見当をつけていた岸へと歩いて向かっていたところ、
突然背中にものすごい衝撃を受けて、気が付いたら熊に乗っかられていたんです」と
ヴォロズビツインは中央欧州通信に語っている。

「いきなり携帯が鳴り出して、それに驚いて熊が走り去って行った時には自分の強運に呆れましたよ。
あの手の着メロを喜ぶ人はあんまり多くないんですけど、
孫娘が面白がって設定しちゃったからしようがないんですよね」

なお、ジャスティンは先週スペインのイビサで
俳優のオーランド・ブルームと揉み合いとなったことが伝えられている。
ジャスティンは嫌がらせでオーランドが目を拭いていて泣いているようにも見える画像を
自分のインスタグラムにアップロードしており、
さらに昨年オーランドと別離したモデルのミランダ・カーの画像も一時的に上げていたとか。
ミランダはジャスティンと逢っていたことがもとでオーランドとの仲が
うまくいかなくなったと一部では報道されているが、ミランダ本人はこれまでこれを否定してきている。
イビサでのもみあいはレストランで二人が居合わせたため、ジャスティンがオーランドに握手を求めたところ、
オーランドがこれをいったん無視したが、ジャスティンが「彼女よかったよ」といったようなことを
言い放ったためオーランドがつかみかかったとゴシップ誌のページ・シックスが伝えている。


ハンガリー動物園 熊が溺れかけたカラスを救う(ビデオ)
ハンガリーの首都ブダペスト動物園の入園者達は、
ヒグマの檻の中で展開された珍しいドラマの目撃者となった。
そのドラマとは次の通り―

一羽のカラスが、一面浮草で覆われた池に落ち、岸に上がれなくなった。
それを見たヒグマは、溺れかけたカラスを前足ですくい上げようとした。
しかし、何度かそれを試した後、うまく行かないと分かったヒグマは、
今度は、歯で注意深くカラスをくわえ、ついに陸地に引き上げた。
その後ヒグマは、その場を離れ、リンゴと人参のある餌場に戻り、
食べられてしまうのではないかとの恐怖で立ちすくむカラスには目もくれず黙々と食事を続けた。
一方カラスの振る舞いも奇妙で、この「救出劇」を映したビデオの最後の映像では、
カラスは両足で立ち上がると、どうやら自分が食べられることはなさそうだと安心したのか、
助けてくれた優しいクマの檻の中で少しばかり休憩を決め込んだ。




ヒグマの行動を追跡/標津町
ヒグマの行動追跡などに取り組む標津町のNPO法人南知床・ヒグマ情報センターは4日、
町内の山林で、捕獲したヒグマ1頭に発信器付きの首輪を装着した。
ヒグマに関する情報をより的確なものにするため、同センターは2009年から、
北大大学院やNTTドコモ北海道支社と連携して、全地球測位システム(GPS)を活用した調査を開始。
年間数頭を捕獲し、行動データを蓄積している。
講演をきっかけに今年から浜中町でも実施。
標津で4頭、浜中で2頭の捕獲を計画している。


<7月>

知床のヒグマ、サケは栄養源のわずか5% 京大院生ら、骨のコラーゲン分析
知床のヒグマの栄養源のうち、サケはわずか5%にすぎない。
京都大生態学研究センターの松林順さん(大学院博士課程3年)らの研究で、意外な実態が明らかになった。
河川改修などの環境変化でサケの遡上(そじょう)が減ったことが原因となっている可能性があり、
生態系への影響も懸念される。

サケはヒグマの主要な食料と一般に受け止められているが、捕獲されたクマの胃の内容物調査などから、
実際はあまり食べていないという見方があった。松林さんらは、ヒグマが生きている間、何をどんな割合で食べたかを、
「安定同位体分析」という手法を使って調べた。

道が知床半島で捕獲したヒグマ190頭の大腿(だいたい)骨からタンパク質の一種・コラーゲンを抽出し、
炭素と窒素の同位体の存在比率を測定。
これをクマの食料となるサケや他の動植物それぞれと比較することで、栄養源となった割合を個体ごとに推定した。

この結果、フキやセリなどの草本が32%、ヤマブドウやサルナシ(コクワ)などの果実が29%、
エゾシカやアリなどの陸上動物が15%、畑作物のトウモロコシが12%だったのに対し、サケは5%にとどまった。
北米沿岸部のヒグマの個体群は、サケが30%以上を占めるのに比べて、極端に少ない。

一方、同じ知床の中で比較すると、あまり開発されていない世界遺産地域では
その他の地域に比べて倍近くサケを食べていることも分かった。




ヒグマ出没 対症療法で立ちゆかぬ
行楽シーズン真っ盛りの中、道内各地で昨年以上にヒグマの目撃が相次いでいる。
毎年のように公園や自然散策路が閉鎖されるようになったのは、
親離れした若グマが居場所探しや好奇心から市街地近郊に出てきているからとの指摘がある。
住民の安全を考えると閉鎖は暫定措置としてはやむを得まい。
だが、クマは学習能力が高く、人が近づかないとみると、さらに人里に接近してくる傾向がある。
「対症療法」で立ちゆかない時期にきたと認識すべきだ。
各種調査で、道内全体の頭数は近年、大幅に増加したと推定されている。
札幌近郊には繁殖力のある複数の雌グマも居着いている。
それでも安易に駆除できない状況では、共存しつつ、人の安全を確保する発想が欠かせない。
検討すべきは、「人の生活域」と「クマの生息域」のすみ分けを明確にし、間に緩衝地帯を設けるゾーニングである。
福島県ではすでに導入し、一定の効果を挙げている。
具体策として、まず侵入路を断つことから始めたい。
環境破壊にならぬ範囲で、クマが隠れるやぶや河畔林の伐採を進めてほしい。
昨年、度重なる侵入を受けて、札幌市南区の滝野すずらん丘陵公園が行った柵の強化は
他の公園や施設でも検討の余地がある。
それで食い止められないなら、電気柵の設置や威嚇による奥地への追い立て、わなによる捕獲、
追い払い専門に訓練された対策犬の導入などを組み合わせるべきだ。
対策犬は長野県軽井沢町で役立っている。
ただ、対策を立てるに当たっては実態把握が先決だ。
個体数や分布状況を調査した上で、官民と専門家で具体策を練る必要がある。
一方で、事故防止には、何をおいても市民や子ども一人一人がクマの習性や遭遇時の対応を知っておくことが欠かせない。
生ごみや果樹、農作物が簡単に手に入れられる状況をつくらないことが肝要だ。
ごみは当日出しを徹底し、散策路などに食べ残しを放置しないよう心がけたい。
市街地にうまみがなく、居心地が悪いとクマが学べば、出没は減るはずだ。
道は今年3月、道内全域のヒグマ保護管理計画を策定した。
クマを人里や農作物に執着させないために、住民や社会の側に意識変革を求めた点は評価できる。
確実に実行に移す行程表づくりを急いでもらいたい。


くまくま園:熊牧場リニューアル くまモンも体操披露??北秋田 /秋田
北秋田市の阿仁マタギの里にある阿仁熊牧場「くまくま園」が19日、リニューアルオープンした。
記念イベントには熊本県の人気ゆるキャラ「くまモン」が登場し、約3500人の来園者は大喜びした。

同園は、2012年4月に飼育員2人が死亡した事故で、
閉鎖された鹿角市の秋田八幡平クマ牧場のヒグマの受け入れ施設として、
北秋田市が県の補助を得て新たに鉄筋コンクリート造りで地下1階地上2階建て約840平方メートルのヒグマ舎と管理棟、
広さ1530平方メートルの運動場を整備した。

式典で、津谷永光市長は「痛ましい事故で亡くなられた飼育員のご冥福を祈る。
新たな熊牧場は飼育、展示にとどまらず、命の大切さを学ぶ学習の場としての活用を目指す」とあいさつした。

来園者らは係員の誘導で施設を見て回った。
強化ガラス越しに間近に見学できるヒグマに「すごい迫力」と一様にびっくり。
家族連れで訪れた横手市立旭小5年、杉山陽都さん(10)は
「でかくて、少し怖かった。でもまた見に来たい」と話した。

スペシャルゲストのくまモンは、佐竹敬久知事とともに特設ステージに。
くまモン体操などが繰り広げられ、大仙市大曲の保育園児、西村庵(いおり)ちゃん(4)は
「かわいい」と目を輝かせた。




クマの目撃情報相次ぐ/根室市内
7月12日、根室市内でヒグマの目撃情報がハイペースで増えている。
2007年度以降最高を記録した09年度を上回るペースで、11日現在13件を数えている。
寄せられる情報の半数が2頭同時で、「親子グマ」「子グマ2頭」と内容こそ分かれるものの、
複数頭目撃も今季の特徴だ。
市では「親子グマだった場合、母グマは子を守ろうと凶暴になるので注意してほしい」と呼び掛けている。


<6月>

クマにあったらどうするか
■アイヌ最後の猟師が証言
ヒグマが街に出没したというニュースは、近年当たり前のようになってきた。
本書は、アイヌ民族最後のクマ撃ち猟師が語った「クマ対処法」、
そしてクマの本当の姿である。

「クマが師匠」という著者は、ほぼ単独でヒグマを追いながら山歩きや猟の方法を体得した。
半世紀に及ぶ猟の体験談と共に、猟師の裏をかく「止め足」や冬眠に欠かせない「止め糞(ふん)」など、
驚くようなクマの知恵や行動の数々を紹介する。

そして、クマに遭遇した時の対処法として、逃げずに棒立ちでにらみつけ、大声をあげることなどを挙げる。
クマは人間を観察して人間の強さを知り、恐れているのだと言う。

「クマの心」を知る筆者の話は、人間との関係にも及ぶ。
森林伐採でクマの好む山がなくなり、人間がクマの領域に入り込み過ぎて接触が増えた。
両者が共存する規則を作っても、クマは約束を守るが、人間は食べ残しを山に捨てるなど守らない。
「クマが暮らせる環境を与えればクマは怖くない。
クマもどんな生き物もこの世になくてはならない存在」と語る。

本書は2002年刊行の単行本を文庫本化したもの。
著者は昨年亡くなったが、後世に伝えるべき貴重な証言だ。


網走のクマ 情報混乱 痕跡見つからず
■目撃から10日 痕跡見つからず
網走市の市街地で相次ぐヒグマの目撃は、21日で最初の目撃から10日がたった。
これまでの目撃情報は9件。
いずれも住宅地や学校、商業施設がある数キロ圏内とあって、市民の間ではヒグマの話題が絶えない。
中には勘違いや思い込みもあり、情報も混乱している。

市街地での目撃は11日に1件、12日に5件、15日に2件、17日に1件。
ところが、市や猟友会の調査では、現場周辺で足跡やフンなどの痕跡は見つかっていない。
9件中8件が夜間の目撃で、どこまで確実な情報かと首をひねる猟友会幹部もいる。

こうした中、市には「全部で5頭?」「親グマは射殺されたの?」
といった事実と異なる問い合わせも相次ぐ。
「草やぶでガサッと音がした。ヒグマではないか」
「ヒグマらしい動物が砂浜を駆け回っている」といった情報も入り、
現場に向かうと痕跡はなく、砂浜にあったのは犬の足跡だった。
市は「少し過敏になっている気もする」という。

一方、ヒグマを見つけた場合、どう対処すればいいのか、市の方針は定まっていない。
市街地のため銃は使えず、追い払う方向を見誤れば人身事故につながる可能性もある。
現状では、小中学校には複数登下校、市民にはヒグマの活動が活発になる夜間や早朝の外出を
控えるよう呼びかけ、広報車を巡回させるしか手立てはない。

市は現在の警戒態勢をいつまで続けるか、23日に協議する。
担当者は「終息の見極めも難しい」と話している。


ヒグマ:北海道内各地で出没 苫小牧で列車と衝突も
北海道内各地でヒグマの出没が相次いでいる。
住宅地や小中学校の近くでも目撃されており、道警や自治体はパトロールを強化するとともに、
住民らに注意を呼びかけている。

12日午後8時25分ごろ、網走市台町3の住宅地で、
家の前の路上に体長約1.5メートルのヒグマ1頭がいるのを住民が目撃し110番した。
同9時半ごろには、約300メートル西の同市桂町4でも目撃された。
同じ個体とみられ、市教委は13日、9小中学校を休校にした。

同市などによると、11日夜から12日未明にかけて、
台町の現場から数キロ西の同市大曲などでもヒグマが目撃された。
同市の市街地でヒグマがこれほど頻繁に目撃されるのは極めて珍しいという。

札幌市でもヒグマの目撃が相次いでいる。
13日午前10時40分ごろ、同市西区福井10の五天山公園内の球技広場で、市職員が足跡を発見。
足跡は長さ12.5センチほどで、中型のヒグマ1頭のものとみられる。市は同公園を26日まで閉鎖する。

12日午後4時50分ごろには、同市中央区盤渓の道道で、車で通りかかった男性から
「体長約2メートルのヒグマが歩いている」と110番があった。
ヒグマは道路を横切って山へ入っていったという。
住宅まで約100メートルの距離だった。

盤渓では10日にも道路を横断するヒグマが目撃されているほか、
8日夕には、同区の市立宮の森中学校の近くでヒグマ1頭が目撃されている。

同市によると、これらの目撃は半径2キロ圏内で、同じ個体の可能性があるという。
同市は盤渓小学校近くの山中に設置されたセンサーカメラで
8日に撮影されたヒグマの写真を公開し、注意を呼びかけている。

 また、13日午後5時5分ごろには、苫小牧市のJR千歳線沼ノ端?植苗駅間で、
苫小牧発手稲行きの普通列車(3両編成)がヒグマと衝突し停車。
JR北海道によると、乗員・乗客約130人にけがはなかった。
体長約1メートルで子グマとみられる。
列車は約1時間半遅れで出発し、後続の普通列車4本が運休、約500人に影響が出た。

目撃ヒグマ


クマ目撃続く、注意を 4月以降8件 根室西部で集中
【根室】市内西部で4月以降、ヒグマの目撃情報が相次いでいる。
11日午後にも市内東梅の道道で、車を運転していた男性がクマ2頭を見かけるなど、
目撃はこれまでに計8件に上る。
市は周辺住民に警戒を呼びかける一方、山菜採りのシーズンが本格化しているため、
目撃場所に注意を呼びかけるための看板を設置していく。

目撃情報はクマが活動を活発化させる春先以降、別当賀、東梅、東厚床など市内西部に集中しており、
6月に入ってからだけでも5件に上る。
年間28件と過去5年間で最も多かった2009年でも、4〜6月は5件にとどまっており
「過去にないペースでクマが目撃されている」(市農林課)。

11日午後には、車を運転していた男性が市内東梅の道道を走行中、
子グマ2頭が林の中で歩いているのを確認した。
周辺では、6〜8日にもクマの目撃が相次いでおり、7日午前には市内酪陽の道道で、
車を運転していた複数人が、路上に座っている親グマと子グマを発見し、撮影している。

また1日には市内湖南の国道で、部活動のため自転車で登校途中だった女子中学生が成獣のヒグマと遭遇。
女子生徒と目が合ったところ、ヒグマはゆっくりと立ち去った。
市農林課は「人間とヒグマの距離が近づいている。偶発的な事故を防ぐためにも注意が必要だ」と指摘。
同課は今後、目撃情報のあった場所に看板を置くなど、注意喚起を行っていくという。

動物の生態に詳しい、市歴史と自然の資料館の外山雅大主任学芸員は
「一般的にヒグマは人間を恐れている。
山菜採りなど山林に入る際は、鈴やラジオの携行など、クマに自分の位置を知らせる工夫が必要」と説明。
また、クマに遭遇した場合は「決して大声を出して走ったりせず、
ヒグマの目を見てゆっくり後ずさりしてほしい」と強調した。



<5月>

ヒグマ被害なくせ 管理計画が始動
各地でヒグマの目撃情報が相次ぐ。せたな町の山林では4月、
1年前に女性を襲って死なせたヒグマが再び、山菜採りの女性を襲った。
人的被害をなくし、農業被害を減らすにはどうしたらいいのか。
道は今年度、道内全域を対象としたヒグマ保護管理計画をスタートさせた。

管理計画はヒグマを「道の豊かな自然を代表する道民共有の財産」と位置づけ、
適正な数を維持し続けるのが狙い。
人や農業への被害が道内各地に広がり、人里への出没が目立ってきたことを背景に、
先行して2000年度に始めた「渡島半島地域ヒグマ保護管理計画」を全道域に広げるものだ。

3年計画で最初に取り組む重要な作業が、道全域での頭数の実態把握。
道内には2200〜6700頭のヒグマがいると推定されている。
しかし、渡島半島地域以外の頭数把握はこれまで、
狩猟者へのアンケートに基づいていて、科学的な調査は行われていない。

このため道は6月、富良野市の東京大学演習林の約300平方キロメートルを使って頭数把握調査を行う。
「ヘアトラップ法」と呼ばれる調査方法で、有刺鉄線の囲いを120カ所に設け、
鉄線にかかった毛からDNAを分析して、周囲の生息数を推定する。

クマの毛が抜けやすい8月末まで行い、クマの密度を推計。
その結果から全道域の頭数が推計できないか検討する。

道によると、道内でこの60年間にヒグマに襲われた人は131人で、50人が死亡している。
ヒグマの狩猟や有害駆除の際に逆襲に遭った事例が4割余りを占め、
次いで山菜採りやキノコ採りの際に襲われた事例が2割余りあるという。

管理計画では、すべてのヒグマが人間を襲うのではなく個体差があり、
経費の面からも問題のあるクマに絞って捕獲することを求めている。
クマとの遭遇を回避するため、山野では鈴やホイッスルを携帯するなど基本的なルールの徹底や、
出没情報の周知、家庭ゴミや食べ物の屋外放置をやめることを求めている。

年間2億円近い農業被害を減らすため、電気柵の導入促進や、
クマが移動する時に通る樹木や下草の伐採なども推進する。

ヒグマの生態に詳しく、道の保護管理計画に助言をしている
道立総合研究機構環境・地質研究本部の間野勉企画課長によると、
北米での研究で、人間の持つ弁当やおやつ、キャンプ場から出る残飯を食べたクマは、
それを求めて人間を襲う危険が高まるとの調査結果が出ているという。

間野課長は「多くのクマは、人が近くにいるのがわかれば近づいてこない。
凶暴化するのはごく一部で、普通のクマをいくら捕まえても意味はない。
凶暴化しないよう食べ物を残さないことも大切だ」と指摘している。


ヒグマ:広子、安らかに とくしま動物園で人気、死ぬ /徳島
とくしま動物園(徳島市渋野町)で飼われていた雌のエゾヒグマ「広子」(32歳3カ月)が
今月16日、肺炎で死んだ。
人間では80〜90歳に当たる高齢だったという。

動物園によると、広子は昨年11月に右脇腹の腫瘍を摘出する手術を受けた後、
体調を崩したり食欲を落とすような状態もあったという。
今月14日からは心肺機能低下も疑われる乾いたせきをしていたといい、
16日午後5時15分に飼育員らが見守る中、息を引き取った。

広子は1990年に北海道の動物園から移り、雄のエゾヒグマ「勝」(32歳)とともに、
来園者から餌をもらうなど親しまれた。

動物園は6月1日午前11時からヒグマ舎前で広子のお別れ会を開く。


クマ:住宅地に子連れヒグマ 地域で警戒 北海道・千歳
 19日午後6時半ごろ、北海道千歳市新星の住宅地で、ヒグマ3頭が空き地を横断するのを、
近くに住む中学1年の男子生徒が目撃した。
市は新星地区と隣の蘭越地区でクマ出没への注意を呼び掛けるチラシを配布するとともに、
住宅地と山林の境に看板を設置。警察とともにパトロールを実施している。

 千歳署によると、1頭は体長約1.6メートル、他2頭は約70センチで、親子とみられる。
市は19日夜と20日に職員とハンターが周辺の山林の調査を行ったが、足跡やふんは発見できなかった。
男子生徒は約50メートル離れた自宅前に止めた車の中から目撃したという。

 現場は市中心部から約4キロ離れた郊外で、周囲は山林に囲まれている。
新星、蘭越両地区が校区の市立緑小は、登校時間に教諭らが巡回を実施した。
両地区の児童約30人はスクールバスを利用しているが、
下校時も職員が停留所から自宅まで同行するなど、児童が一人にならないようにしたという。

 2年生の孫を迎えに来た川島のぶ子さん(62)は「クマが出たと聞いて、今日は停留所で待っていた。
この辺りは去年もクマが出たので、子供たちの登下校が心配です」と話した。


子グマ:ヒグマの双子小さくても「ウオー」 北海道・登別
 のぼりべつクマ牧場(北海道登別市)で25日、ヒグマの子グマ2頭が報道陣に公開された。

 2頭は2月3日、父アタロウ(19歳)と母イナホ(21歳)との間に初めて生まれた雄の双子。
体長はいずれも44センチで、体重は3.1キロと2.6キロ。
飼育員が抱きかかえると「ウオー」とか細い声で鳴き、縫いぐるみのように愛らしい。
坂元秀行飼育係長は「大きめの方はやんちゃだが、小さい方はおとなしい。これからどのように成長するか楽しみ」。

 一般公開は26日から。5月6日まで名前を募集し、同18日に命名式が行われる。
同30、31日は1日数回、子グマとの撮影会が開かれる。

のぼりべつクマ牧場ヒグマ


春グマ:動き活発化 人を恐れない個体増加
 冬眠から目覚めた春グマの動きが活発化している。
北海道せたな町では4日、山菜採りの女性が襲われ重傷を負った。
このヒグマは昨年4月に同町で52歳の女性を死亡させた個体とDNA型が一致。
町は「極めて危険なクマ」として山狩りを行っているが、発見には至っていない。
本格的な山菜採りシーズンを控え、
道や関係機関は「野山でクマと遭遇しないための安全策を取ってほしい」と注意を呼びかけている。

 ◇山狩り長期化も
 女性が被害を受けてから5日後の9日。
残雪深いせたな町の山中に、オレンジ色のベストと帽子を着用した23人の猟友会メンバーが集まった。
道の防災ヘリコプターも出動し、陸と空から大規模な山狩りを実施した。

 15日夕には、女性が襲われた現場から南東約10キロの国道沿いの林道でヒグマが射殺されたが、
問題のヒグマは見つかっていない。

 せたな署によると、襲われた40代女性は背後から近づいてきたヒグマに
リュックサックを爪で引っかけられて倒され、腕にかみつかれた。
同行していた60代男性が、所持していたなたを振るい応戦。
ヒグマの鼻に傷を負わせたところ、山中に逃げていったという。

 町総務課の西村晋悟課長は「昨年も人を襲った非常に危険なクマだ。
急いで駆除したいが、今後は雪解けが進み草木が茂るといった悪条件が重なるので、
山狩りも容易ではない。長期戦も予想される」と話す。
町は当面の間、現場周辺を入山禁止として安全確保に努めている。

 道警によると、道内で冬眠明けの3月に目撃された春グマの認知件数は15件で、
3月としては過去10年で最多を記録。
4月に入っても目撃情報が相次いでいる。

 ◇危険グマ作るな
 道内のヒグマによる人身被害は、記録の残る1955年から2014年2月末までで132人。
このうち、死者は50人。道は山菜採りやキノコ採りで入山者が増えて
人身被害の多い冬眠明けの春(4?5月)と冬ごもり前の秋(9?10月)の年2回を
「ヒグマ注意特別期間」(今春は4月5日?5月11日)として、注意を呼びかけている。

 ヒグマは学習能力が高い。農作物やゴミなどの味を覚えた結果、頻繁に民家近くに出没。
時には人を攻撃する個体が存在するようになる。
せたな町で被害に遭った女性と同行の男性は、ヒグマよけの鈴も所持していたが、
今回のヒグマは人を恐れることなく危害を加えている。

せたな町ヒグマ


壮瞥昭和新山熊牧場で子グマ5頭デビュー、かわいい
 壮瞥町の昭和新山熊牧場(岩倉光良社長)は1日、今年生まれたヒグマの子5頭の一般公開を始めた。
訪れた観光客は大喜び。
縫いぐるみのような子グマのしぐさを楽しんでいる。
5日は「こどもの日」サービスで、幼児、小学生は入場無料とする。

 お目見えしたのは1月中旬から2月初旬に誕生した雄3頭、雌2頭。
このうちの3頭は三つ子で、小さな体ながら元気いっぱい。
たくさんのミルクを飲んで体長40センチ、体重2・5キロ以上に育ち、親離れができたため、
場内の「熊の幼稚園」に“入園”。
出入り口近くの小屋も居住区とし、観光客らの前で愛らしい姿を披露。
海外からのツアー客は「とてもかわいい」とカメラやビデオに収めている。

 同牧場は昭和新山山麓にあり、飼育する約70頭のヒグマを公開。
特別観察室「人のオリ」もある。年中無休。営業時間は午前8時〜午後5時。
入場料は大人850円、子ども500円。問い合わせは電話0142・75局2290番へ。

ヒグマ


<4月>

間近にクマ 巨大さにびっくり
 【新得】サホロリゾート(新得町狩勝高原)のベア・マウンテンが4月25日、
翌26日の今季オープンに向け、町内3小学校の新1年生を招待し、プレオープンした。

 同施設では毎年、オープン前日に町内の小学生を招待しており、
この日は新得小27人、屈足南小7人、富村牛小2人の計36人が招かれた。
児童や引率の教員はガイドとともにベアウオッチングバスに乗り込み、
自然の中で生活するクマの様子を観察。

児童は「クマは何を食べるの?」「けんかはしないの?」などガイドに質問していた。

 バスから降りてガラス越しにクマを見ることができる「ベアポイント」では、
間近で見るクマの姿に児童は大喜び。クマがおやつを求めて立ち上がると、
その体の大きさや爪の鋭さに驚きの声を上げていた。
富村牛小の児童は「初めてクマを見た。
思ったよりも大きかった」と笑顔で話していた。

 同施設は現在、13頭のヒグマを飼育。
今季は最年少のミット(6歳)がデビューする。
営業は10月19日まで。バス付き入場料は大人2916円、子供・シニア2160円。
午前9時〜午後4時(最終入場は同3時20分)。
定休日は5、6、10月の毎週火曜日(5月6日は営業)。
0156・64・7007。

ヒグマ


凶暴ヒグマ:捜索空振り 入山自粛を継続 北海道・せたな
北海道せたな町で昨年4月と今月4日、同じヒグマが人を襲い死傷させたことを受け、
町と地元猟友会などは駆除するために9日、
出没現場付近の山林で大規模な捜索を初めて行ったが発見できなかった。
町によると、4日に山菜採りに来ていた女性が襲われ負傷した現場付近の山林を調べたところ、
付近に3?5頭のヒグマの足跡が見つかった。
この日はせたな、今金両町のハンター23人や消防職員が3班に分かれて入山。
道の防災ヘリコプターと無線でやりとりしながら上空からも捜索したが発見に至らず、
2次災害防止のため日没前に捜索を打ち切った。
10日は見送り、11日以降に再開する方針。
道によると、女性を襲ったヒグマが現場に残した血液のDNA型を鑑定したところ、
現場から直線で8キロ離れた山林で昨年4月、52歳の女性を襲って死亡させたヒグマと同じだったことが判明した。
このヒグマは人を恐れず再び襲う可能性が高いため、せたな町は引き続き入山自粛を呼びかけている。
現場の山林のふもとに住む同町の主婦、青木ツマさん(83)は
「早く駆除してもらわないと怖くて仕方ない」と不安げな表情。
農業の男性(83)は「ヒグマに作物を荒らされたという話をよく聞く。
私もヒグマを見たことがある。近くに生息しているので気を付けなければならない」と話した。

ヒグマ


女性襲ったヒグマ、63歳がナタでたたき撃退
4日午後2時頃、北海道せたな町大成区太田の山林で、
山菜採りをしていた苫小牧市の会社員女性(45)が後ろからヒグマに襲われた。
女性は肩や腕をかまれて重傷を負い、病院に運ばれたが、命に別条はないという。
せたな署によると、女性は知人(63)と2人でギョウジャニンニクを取るために入山。
山菜採りを終え、知人の後ろを歩いて下山中、林道から約1キロ・メートルの山中で襲われた。
ヒグマは体長約2メートルで、知人が枝払い用に持っていたナタでヒグマの顔をたたくと、山中に逃げた。
山林に入る林道入り口には「クマ出没注意」の看板が設置されており、よく出没する地域。
せたな町では昨年4月、現場から約10キロの北檜山区新成の山林で、
1人で山菜採りをしていた女性(当時52歳)がヒグマに襲われて死亡した。


札幌・円山動物園 最高齢エゾヒグマ安楽死
札幌市の円山動物園は1日、41歳の雌のエゾヒグマ「栄子」を安楽死させたと発表した。
国内で飼育されているエゾヒグマでは最高齢とみられ、人間では110歳を超す長寿だった。
円山動物園によると、足のまひで立てなくなり、2012年7月から動物病院に入院していたが、
慢性的な腎不全に陥り、ことし3月31日に安楽死させた。
15回の出産で32頭の子どもを産んだ子だくさんの母グマとしても知られた。
エゾヒグマは北海道だけにすむヒグマ。
栄子はのぼりべつクマ牧場(登別市)で1973年に生まれ、その年に円山動物園に移った。
エゾヒグマの寿命は約30年という。

ヒグマ


<3月>

露天風呂に入浴中、ヒグマが100m先を…
札幌、北見両市で29日、ヒグマの目撃情報があった。
29日午前11時25分頃、札幌市南区小金湯の宿泊施設で、露天風呂に入浴中の60歳代の男性客が、
豊平川を挟んで約100メートル先の山林をヒグマが歩いているのを見つけた。
体長約1メートルの子グマとみられ、間もなく山の中に去り、けが人はなかった。
山の対岸に宿泊施設や民家があり、札幌南署が注意を呼びかけている。
午前11時10分頃には、北見市留辺蘂町金華の国道242号で、
道路を横断するヒグマを乗用車で通りがかった男性が目撃し、110番した。
北見署によると、現場は山間地でクマは山林の方向に立ち去ったという。

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